東京国立博物館 平成館:KIMONO展

2020.7.21
東京国立博物館 平成館にて行われているKIMONO展へ。

きもの展でもらった。

コロナ禍にあって美術館に行くのは前回3月のバンクシー展ぶりで、約4か月ぶり!

生真面目にこのブログもしっかり4か月更新せず、美術館に行くのも美術館について書くのも久しぶり。

念入りに会期中断・延期になっていないか、入場方法に変更はないか、チケット購入方法は、など調べ、日時指定予約制のチケットを前々日に購入し準備は万端です。

予約日時は7月21日10時入場回。
当日はふるさと納税で返礼品として届いた冷凍の太刀魚の寿司を朝食とし、いやこれが、同梱されてた解凍方法にしたがって解凍したら全然美味しくなくて…後日もう一個を自分で検索して調べた解凍方法でやったらすごくおいしかった…公式を信じすぎたが故の悲劇だった…

フルーツがあまり好きじゃなくて冷蔵庫が小さい一人暮らしの女はふるさと納税で何を選べばいいんですかね?

東京国立博物館の公式サイトのアクセス案内によるとJR上野駅とJR鶯谷駅のどちらを利用しても徒歩10分かかるらしいので、それならいつも使わない方のJR鶯谷駅から行ってみよう!とJR鶯谷駅を下車。
はじめて降りる駅なので適当に改札を出てしまった。これ見た人は絶対南口から出てください。そっちが正解です。画像を見ての通り、私は北口(不正解)から出ました。

仕方ないので北口から東京国立博物館に歩いて向かうことに。
それにしても、鶯谷というのはとにかくラブホテルが多い。びっくりした。30m歩くのに6つぐらいあったんじゃないか。

今回、鶯谷から向かったのは「上野駅から行っても面白いこと何にもないし、たまには別ルートで行ってみるか!」的な気持ちで行ってみたのだけど、こちらも特に面白い事はなかった。

途中、国際子ども図書館の外観を見て、「うおー!ここの外観写真だけ撮って「パリです」って嘘ついてもバレなさそう!」と興奮したくらいかな。
(調べてみたら大人だけの利用も可能で、無料Wi-Fiも入っていて、安いカフェも自動販売機もあるらしい…!!ぜひ次回利用したい。)

パリ。

道に迷いながら徒歩10分の道のりを15分かけて東京国立博物館に到着。
iPad miniのようなもので検温され敷地内へ。

屋台のようなものが出ていた。

平成館に来るのは久しぶり。前になんの展示で来たのかは、忘れてしまった。
のでロッカーの位置も忘れてしまっていた。少し見渡せば、上ってきたエスカレーターの真横にあった。

音声ガイド(600円)を借りて、いざ展示室へ。

展示は1章~5章までに分かれており、着物を見るのは好きだが知識はない私のような人でも順を追って鑑賞すれば展示されている着物の役割や違いなどは楽しめるようになっている。

ここら辺で美術展に行く際にいつも持ってきていたメガネをフライヤーをきれいに持って帰るためのファイルを忘れたことに気づく。何が準備万端だ。

第1章 モードの誕生

小袖の概要から入り、展示されている小袖が日本最古の着物で鶴岡八幡宮に後白河法皇が奉納したものだと知る。

へぇ!「欲は言いません、今年一年健康に過ごせますように!」と賽銭箱にお金を放ったその2週間後にノロウィルスにかかって上や下やの大洪水になった年の初詣先である鶴八幡宮にそんな貴重なものがあったなんて…ねぇ…

確かにそこここがボロボロで古いものだと感じさせる。自重に耐えられないのか、床に平置きで展示されていた。

第2章 京モード江戸モード

ここら辺から、「あ、この美術展やばいな?」と思い始める。
第2章の後半から出てくる名前がビックネーム過ぎる。豊臣秀吉の正室、寧々様(高台院)、秀吉の側室・淀君が所有していたお召し物が展示されていて、第2章では徳川秀忠の娘・徳川和子が尾形光琳の実家である”雁金屋”に注文して作らせた小袖(作品№45 黒綸子地波鴛鴦模様)が展示されている…名前が豪華すぎてクラクラしてくる。

でも天璋院篤姫はスズメモチーフが好きらしいという情報に癒される。完全に私の中の宮崎あおいがスズメ見ながらニコニコしてる…癒し…

あと作品№69 小袖裂 白桃地源氏絵色紙模様 は完全に強火源氏オタの仕業。というか公式がただプリントしただけのダサいグッズの起源。

第3章 男の美学

第2章で豪華すぎる着物を見て眼福でした…でもこの美術展、歴史が好きじゃない男の人は楽しめないかな?なんて思っていたらここに来て男の人も楽しめる展示が来た。

第2章を超えるビックネーム、織田信長・豊臣秀吉・徳川家康が着ていた陣羽織やら胴服(という普段着らしい)…!

そして江戸の火消し達が着ていた火消半纏がずらりと並ぶ。

火消が紋々をしょっているのはここから来たのでは?と思うほどに勇ましい龍や鷲などの図案。実際には内側にして着ておいて水を被って火消しにあたり、無事消火し終わると内側にしておいた絵がある方を外側にして着なおして街を歩いたんだとか。よくカビもせず保存できたものですね…
(水でべちょべちょになった側を内側にして着たら気持ち悪くないのかな?)

第4章 モダニズム着物

歴史ファン向きの美術展か…なんて思ってたらここに来てオシャレ心をくすぐる展示が。

主に銘仙の着物の展示で、安く手に入る銘仙は女子学生が好んで着たことからブームになったとか…いつの時代も女子学生のパワーってすごいね…

ここでとにかく見てほしいのはマネキンが着ている銘仙の着物の”コーディネイト”!!

今まで展示されていた着物たちは床に平置きだったり衣桁に欠けられている状態で「どんな帯と合わせるんだろう…」と少ない着物の知識で考えていたけど、ここでは「このマネキン一式ください」的な帯や小物の合わせ方が最高で…!

花の帯に虫が蜜を吸いに来たような帯留めだったり、大きな芍薬柄の着物に同じ芍薬の帯留めだったり…
このコーディネイト誰ですか?本当に最高すぎるんですけど…

(このマネキンが着ている着物のコーディネイトは一週間程度で入れ替えられてしまうようです。もう一回行っても見られないのか…)

第5章 KIMONOの現在

ここは展示ボリューム少な目だったけど、今までとはまた趣が変わって目を見張るような着物がたくさん。中でも作品№283 森口邦彦作”友禅訪問着 白地位相割付文「実り」”は多くの人が見たことがある三越デパートの紙袋の模様…!

紙袋柄からスーツを仕立てて「どうも~伊勢丹の紙袋で~す!」は聞きなれたフレーズだけど、三越って、着物→紙袋なの?え?マジ?なら広報大使はIKKOでも広報平社員をCOWCOWでよかったんじゃ…

あとYOSHIKIMONO!めちゃくちゃかっこいいんだけど、着物の定義ってなんだろう…と考えさせられる。
近くにいたお姉さま2人が会話されてて、盗み聞きはよくないと思いつつも、聞こえてきたのは「着物警察もここまで着崩せば何も言うまい。」と。
それにしてもYOSHIKIってYoshikittyといい、名前を活用しすぎじゃない?

第5章まで一通り見終わり、最後にもう一度最初から通しで早歩きで見直そうと思い、第1章から入っていくと、着物って本当に幅の広い服だなぁと思った。豪華絢爛なものもあれば、軽くて動きやすそうなものもあるし、模様というよりは絵を着るような着物も多くて、自分が思っているよりも自由で奔放な衣装だった。

今日のお昼ご飯

鶯谷駅から来たので今度は上野駅に。

無性に肉が食いたい。パスタなんていう炭水化物に味付けただけの食べ物は嫌だ、肉が食いたい…思いながらアトレ上野に向かう。

肉、肉…と思いながら店選びをして最終的につばめグリルと迷った挙句、”とんかつ かつくら”に決定。

店員さんに「キャベツとお味噌汁とご飯はおかわり無料です」と声をかけていただきお味噌汁とご飯を一杯ずつおかわり。久しぶりにお腹いっぱいまで美味しいものを食べた。

今日の学び

布の上に糸が乗っているいるような刺繍の事を駒縫い(駒詰め?)という。
着物の着付けも習いたいし、刺繍も習いたいなぁ。