GASミュージアム:ノエル・ヌエット展

2019.12.18
ノエル・ヌエット展に行ってきた。
GASミュージアム。

どこ?

美術に詳しくないなりに興味がある美術展に行き始めてから9年くらい経つけど、都内の美術館も行ってきたし、名前くらい聞いたことかある美術館大半だと思っていたけど、自分もまだまだだなァ…
最寄りの花小金井駅に向かう電車の中でGoogleMapでGASミュージアムへの行き方を検索すると

すっごい歩かされるじゃん…

少しでも歩きたくない(加齢による体力低下)と思って他の行き方を見るとバスもある。こっちこっち!最初からこっち出してよ!

花小金井駅から少し歩いてバス停へ、ここで、もしこのブログを見てGASミュージアムに行こうとしてる人がいたら伝えたいのだけど、絶対に「武12東久留米駅行」には乗らないで!!「武21東久留米駅行」に乗って!!

これに乗った…

誤って「武12東久留米駅行」に乗ったわたくし、異変に気づき途中下車するも

まったく知らないバス停で降りる始末。どこここ!
このブログ始めてから何回やらかすんだよ!(駅を乗り過ごすこと2回、休館日に美術館に行く事1回)
改めてバスに乗ってGAS美術館へ。

なんとなく幼稚園感のある正面ゲート。

年季入ってる。

見た目は洋館のようで可愛い。入館料は無料だけど受付に来てくださいと案内があるのでまずは受付へ行ってガス灯館とくらし館があることやガス灯館の2階でノエル・ヌエット展をやっていること、15時からガス灯点灯実演があることなどを聞き、簡単なアンケートを渡される。
ガス灯館に行くと外の扉に実演の時間が書いてある。

この時14時半なので、実演が始まるまでは先にお目当てのノエル・ヌエット展を見るために中に入るとすっごいガス臭い。ガスの臭い嗅いだのいつぶりだろう。マッチ棒つけたら少し大きめに燃えるんじゃない?ってくらい臭い。小学生の時に理科のガスバーナーの点灯実験で当時好きだった中村くんの前髪が少し焦げたのを思い出した。

お目当てはノエル・ヌエット展だし、さっさと2階に行こう思っていたけど、入ってみると1階も面白そうなので見てみる。

2024年からの新紙幣の一万円札の顔、渋沢栄一は東京ガス(瓦斯)の初代社長だったらしい。知らなかった。また一つ頭がよくなってしまった。

ガス灯が普及していた時にガス灯を点灯・消灯する仕事で”点消方”というのがいたらしい。法被がかっこいい。明治時代に「私の彼氏、 点消方なの。」とか言われたら全然うらやましい。

1階を楽しみ、大本命の2階、ノエル・ヌエット展へ。

2階にはノエル・ヌエット展に関する簡単なリーフレットが置いてある。
フランス語教師として来日後30年以上日本にいたとあり、まず、画家じゃないんかい。
もともとはフランスでは詩人として詩集を自費出版したって、あれ絵は?画家は?

詩人とあるだけあって展示室には絵と一緒に詩も展示されていた。
ノエル・ヌエット氏はきっととにかく「創る人」でクリエイティブな人だったのでしょう。絵が絵葉書として発売されるとほとんど無報酬でも「友人に送るとこができる」と言って喜んだとか。典型的な「金のためにやってない」人か…

しばらくするとGASミュージアムの職員がガス灯の点灯実演を1階でやりますという旨のお知らせをしに来たので1階に降りてみる。

ロウソクの時代からガス灯、電球、LED電球への変遷や実際に花形のガス灯を点灯したりして大人が見ても楽しめる点灯実演だった。

今現在も電球からLED電球への過渡期真っただ中だと思うが、LEDは電力を食わない、というよりも同じ電力・ワット数だと旧来の電球よりもLED電球の方が明るく照らしてくれるという事らしい。旧来の電球は電力が”熱さ”の方に変わって消耗してしまう分が多く効率よく明るさに変わらないんだとか。 また一つ頭がよくなってしまった。

GASミュージアム敷地内にある街頭は本物のガス灯で実際にガスで灯しているらしい。
正直全然明るくない。

ノエル・ヌエット展も見終わったし帰ろうかなと思ったけど、まだくらし館を見ていなかったので暇つぶしで入ってみたらこっちはこっちでアツかった。

いままでの東京ガスの広告・テレビCMのアーカイブになっていて、若いころの天海祐希が見れたり、やっぱり森本レオとダチョウ俱楽部のリーダーは似すぎてて今見てもぱっと見は見分けがつかないというかなりノスタルジックな気分にさせてくれる展示が多くて、心の中で「懐かしすぎる!同じ歳の友達と来たかった!」と慟哭をあげていた。

これは初見だけどすごくいいデザインだと思ったから思わず写真を撮ってしまった。
一番大きい字を読むだけでは何の広告か全くわからないけど一番最後の文字を読めばお風呂への啓蒙、ひいてはガスの広告だとわかるし、背景の動物たちも直接的過ぎず人間らしさを投影しながらも愛らしい写真を使っている。
最近の広告は一目見てわかる、回りくどくない直接的な表現が好まれていて”面白味”や”洒落感”が薄いような気がする。
デザインとはこういう事か!と思わされる。今日一日で私はどれだけ賢くなっただろう。

買ったもの

ノエル・ヌエット展のポストカードと、GASミュージアムのガス灯のポストカード。5枚以上買うとちょっと安くなるサービス付き。

いままで何回も美術展に行ってその度に欲望のままにポストカードを買ってきたけど、このコレクションは一体どうすればいいのだろう。そこらへんについてはまだ妙案が浮かばない。